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3ジビエ工房茂原

ジビエ工房茂原

農作物被害、ジビエ利用数の現状

千葉県の農作物被害について

  • 被害金額は年間3億5936万円です。
  • 被害面積は297ヘクタールで東京ドーム約63個分に相当する面積の農地が野生鳥獣によって被害を受けました。
  • 茂原市では令和2年度にイノシシを288頭捕獲しております。
  • 捕獲した有害鳥獣の処理(埋却や焼却)に多大な労力がかかるため、捕獲従事者の負担をどう軽減するかが課題となっています。

イノシシ市街地出没動画 >>

ジビエ工房茂原の紹介

  • ALSOK千葉株式会社により茂原市本納地区に建設され、令和2年7月28日(火)に稼働を開始しました。
  • ALSOK千葉株式会社が茂原市、富津市、長南町、長柄町で有害捕獲されたイノシシ、二ホンジカ、キョンをわな設置場所まで回収に行き、生体搬入したものを食肉処理加工しています。
  • 茂原市職員が搬入立会や放射性物質検査を実施しています。
  • これまで捕獲したイノシシ等は、捕獲従事者により焼却、埋却処分されていたため、ジビエ利用することで労力が軽減されました。

ジビエ商品の紹介

ジビエ工房茂原においてブロック肉に加工されたお肉は、茂原市内の飲食店「株式会社竹りん」がスライス肉に加工したり、イノシシ肉を使用した餃子やソーセージなどの加工品を製造しています。
詳細は下記URLによりご確認ください。

https://jibie-japon.shop-pro.jp

ジビエの楽しみ方

ジビエは食卓でいただくもよし、BBQやキャンプで楽しむのも相性バッチリです。今回はジビエの楽しみ方の一つとして、「株式会社竹りん」が製造し、市内の農産物直売所「旬の里ねぎぼうず」で販売されている下記4品をキャンプに行った際に食べてみました。

ジビエの楽しみ方
今回実食してみた料理は
  • 猪バラ肉のスライス
  • 猪餃子
  • 猪ソーセージ
  • 猪ロース肉のスライス
の4種です。

猪バラ肉のスライス

猪バラ肉のスライスは、炭火で焼きながら、塩コショウで味付けしていただくのが最高でした。
通常の牛肉や豚肉と異なり、なんとも言葉にできない深い味わいがあるのが特徴です。
豚肉より歯ごたえがしっかりしていますが、噛めば噛むほどうまみがあふれ出ます。
イノシシは「くさい」「独特なにおいがして苦手」などといわれることもありますが、それはイノシシの処理方法が良くないからです。適切に処理されたイノシシ肉は、臭みが全くなく、大変美味です。素材の味を活かして食べることができるのも、ジビエ工房茂原で適切に処理されているのがポイントなんです。
猪バラ肉のスライス
猪バラ肉のスライス

猪餃子

餃子はタネに豚や牛のひき肉を用いるのが一般的ですが、この猪餃子は茂原市をはじめとする千葉県内4市町で捕獲されたイノシシの肉を使っています。
今回はキャンプらしく、焚火台でフライパンを使用し、パリッと焼いてみました。食べた印象は、ひき肉の粒がしっかりとしているため、食べ応えがあり、とてもジュ―シーでした。
猪餃子
猪餃子

猪ソーセージ

イノシシ肉を使用したソーセージです。焼いているときからいい匂いが香ってきます。
口に入れた途端に様々な香辛料のスパイシーな香りが広がり、肉汁が溢れます。味もはっきりしており、お酒のあてにピッタリな一品です。
猪ソーセージ
猪ソーセージ

猪ロース肉のスライス

猪バラ肉のスライスと異なり、猪ロース肉のスライスの方が柔らかい食感です。
味付けは塩コショウでいただきましたが、クセがなく、お肉そのものの味が濃いため、ずっと口に含んでいたいと思うほどです。
脂もほどよくのっており、とても満足しました。
猪ロース肉のスライス
猪ロース肉のスライス
まとめ

4種まとめ

これまでイノシシや二ホンジカは、農作物被害をもたらすことから有害鳥獣として駆除され、その捕獲個体は有効に利用されず、埋却、焼却処分されており、処分する際も捕獲従事者に多大な労力がかかっていました。その状況を打開するため、民間企業が主体となり行政も協力することで、ジビエ工房茂原が稼働を開始し、県内市町からイノシシ等の搬入が始まりました。また、市内飲食店がジビエ料理を開発することで、ジビエ利用が推進され、捕獲従事者の負担軽減や、捕獲意欲向上につながっているところです。
地域のやっかいもの扱いされているイノシシや二ホンジカも美味しくいただくことができ、農業を取り巻く問題の解決策としても注目されているので、是非ご賞味ください。